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自分の歯を別の場所に植えることができます。これを自家歯牙移植と言います。自家移植の良い所は、歯根膜という歯を支えている組織も歯と一緒に移植できること、それから歯ぐきは歯とくっついて感染のバリアーになるということです。このあたりはインプラントでは獲得できないものでインプラントに対して優位でしょう。
“インプラント”が人工臓器(人工歯根)の移植であるのに対し、 歯牙移植は天然臓器の移植です。
歯牙移植の歴史は古くナポレオンが部下の歯を植えたとの逸話もあります。
腎臓や肝臓ほど精密な機能を要求されないだけ成功率が高く(ほぼ100%)、試してみるには 十分ですが、研究は不十分で長期間の使用には疑問が残ります。
口のなかには機能していない歯があるのです。例えば、ちゃんと噛み合わない親知らずとか、すでに噛み合う相手がなくなってしまった第二大臼歯や歯列からはみ出た第二小臼歯などです。
もちろん、それらの歯も治療しようによっては役立つように治すことも可能ですが移植することで要らない歯の不具合と機能を一挙に回復する事ができるのです。
つまり、まえあった歯と殆ど変わらない状態で使用出来るのです。
欠点は植えてくる歯が無い場合はできないことです。当たり前ですが。
実際の症例を紹介します。 |
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このままでは機能しない親知らずを
歯を失った場所に植え付けます。
奥歯がなくなってしまって入れ歯か延長ブリッジでしか対応できないときに、親知らず(智歯)が移植によって使えるようになる場合があります。これは移植歯の根の形態が好い事、移植する受け皿側の骨の量や質が良い事などの条件が揃わないとうまくいきませんが、十分検討する価値があります。
また、交通事故などにより脱落した歯を元の場所に植える再植や通常の根管治療では治らない症例でも一旦歯を抜いて口腔外で治療をして再度再植することで効果をあげる場合もあります。適応症の少ない治療法ですがときにはすばらしい効果をあげることがあります。
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