インプラントと本物の歯の違いとは|いのうえまさとし歯科ブログ

インプラント本物の歯の違いとは

インプラントは、まるで自分自身の歯のように使えることが何よりの魅力ではないでしょうか。
しかし、人工的に作られたインプラントと自然に作られた本物の歯は、本当に同じように使えるのでしょうか。
インプラントと本物の歯はどのような特徴があるのか、同じように使うためにはどうすれば良いか、気になったことはありませんか。
今回は、インプラントと本物の歯についてどのような違いがあるのかをまとめてみました。
誰もが気になるポイントについてまとめてみたので、ぜひご覧ください。

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インプラントの見た目や使い心地は?

インプラントは、「第二の永久歯」と呼ばれるほど本物の歯のように自然な見た目と機能性を持っています。
入れ歯のように取り外して手入れをする必要はありませんし、大きな口を空けた時に外にうっかり飛び出てしまうという心配は不要です。
さらにインプラントは作られた歯なので、本物の歯のように虫歯にはなりません。
現在入れ歯を使用していてお手入れが負担に感じている方から、見た目にこだわりたい方まで幅広い方に使用されているのがインプラントです。

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インプラントで注意すべきことは?

本物の歯は、あごの骨に支えられていますが、この時直接歯に接しているわけではありません。
「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる薄い膜を介して接しているのですが、この歯根膜には、クッションという大事な役割があります。
噛みあわせた時の余計な力を和らげて、顎の骨や歯に直接ダメージが伝わらないようにしています。
インプラントでは歯根膜が存在していないので、歯ぎしりや噛みあわせによって負荷がかかると、直接顎の骨やインプラント部分に負担を与えてしまいます。
さらに歯根膜は、周囲にある細胞や組織に血液を供給して栄養を補給するという役割も持っています。
インプラントでは、歯根膜がないために血液から栄養の供給を受けにくく、外部からの刺激に対する抵抗力が低くなるので、細菌感染に対して注意が必要です。
特にインプラントの歯周病とも言われる「インプラント周囲炎」にならないために、毎日のケアと定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

 

インプラントと本物の歯で磨き方はどう違うの?

本物の歯では少し力強く磨いてしまっても、再石灰化によって表面にできた傷が修復されるため、問題ないレベルに戻ることが多いのですが、インプラントでは、磨き方を変えるようにした方が良いでしょう。

表面がセラミックで作られていることの多いインプラントは、お茶碗のような陶器で作られているとイメージしてみてください。
表面に傷がついてしまったお茶碗は、自然に修復はされません。
同様に、インプラント部分を本物の歯のように力強く磨いてしまった場合は、セラミックの被せ物に無数の細かな傷がついてしまいます。この傷は、細菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまうため、インプラント部分を磨く時には毛先が柔らかい歯ブラシを使って丁寧に磨くようにしましょう。

ボールペンを持つときのように歯ブラシを持つと、軽い力で磨きやすくなります。また、市販の歯磨き粉には研磨剤やフッ素が含まれていることが多いのですが、研磨剤は表面に細かな傷をつけてしまい、フッ素はインプラントのボルトに使用されている部分に悪影響を与える恐れがあります。
研磨剤・フッ素ともに含まれていない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

インプラントと本物の歯について様々な違いがあることがお分かりいただけたでしょうか。
ご自身が持っている自然の歯と同じようにインプラントを使うためには、インプラントの特徴に合わせた毎日のケアや定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
使い方や毎日のお手入れ方法などに不安や疑問のある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

この記事の筆者

いのうえまさとし歯科医院

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京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。

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