インプラントの寿命は何年?寿命を短くする原因とは|いのうえまさとし歯科ブログ

インプラントの寿命は何年?寿命を長くするための秘訣

インプラント治療をした後には、これで生涯安心だと考えがちですが、実は差し歯などと同様に、インプラントにも寿命があるのです。
時間と費用をかけて設置したインプラントは、できるだけ長い寿命を保ちたいものです。

ここからは、インプラントの寿命をできるだけ長くするために必要な情報をご紹介します。
これからインプラントをしたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。

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●インプラントの寿命はどれくらい?

入れ歯や差し歯では約5年、ブリッジでは約8年と言われている寿命ですが、インプラントにもこのような寿命がある程度設定されています。
永久的に使用できると思われがちなインプラント治療ですが、人工物であるために使用し続けることは難しく、一般的には10~15年程度が寿命であると言われています。
ただし、インプラントの寿命を短くする要因をできるだけ避けるようにするとさらに寿命を長くできるかもしれません。

 

●インプラント寿命が短くなる主な原因

インプラントをできるだけ長く使いたい時にはまずは寿命を短くする原因を知っておくことが重要です。
主な原因についてまとめてみたので、確認していきましょう。

・インプラント周囲炎になってしまった

インプラント治療後に、発生しやすい疾患が「インプラント周囲炎」です。
歯茎の腫れ、出血、歯茎が下がるなど、インプラント治療後にインプラントを設置した場所の歯茎や骨などが細菌に感染してしまうことで環境が悪くなってしまったことで発生する疾患です。

インプラント周囲炎になってしまうと、歯周病や虫歯の原因にもなるためにインプラントの寿命も短くなりがちです。
ご自宅で毎日のブラッシングを行うとともに、定期的な歯科医院で歯垢の除去などのメンテナンスを行うことが重要です。

・タバコを吸っている

喫煙者がインプラント治療をした時には、タバコの影響によって全身の血流が悪化してしまうことで、インプラント周囲炎にかかりやすくなります。
また、手術後の傷が塞がりにくい、インプラントが骨に定着しにくくなってしまうなど喫煙によって様々な悪影響が起こる可能性があります。
喫煙者の方は、インプラント治療前になるべく禁煙を行うようにした方が良いでしょう。

・歯ぎしりがある方

歯ぎしりをするクセがある方は、インプラント治療後にせっかく設置したインプラントに負荷をかけすぎてしまうことでインプラントの寿命を短くしがちです。
もしインプラント周囲炎にかかってしまった時にも、歯ぎしりをしてしまうと、インプラント周囲炎をさらに悪化させてしまう可能性があります。

・症例数の少ないメーカーを使用した

インプラントのメーカーは複数ありますが、販売から時間が経過しているほど症例数が多くなるために、その安全性が保証されていると言えるでしょう。
世界各国での使用実績があるようなメーカーであれば何らかのトラブルが発生した時の対応に関してもフォローされていることが多く、メーカーの保証期間内であれば問題なく治療が行えることもあります。
なるべく大手のメーカーで、世界中で症例数の多いような素材を選択する方が良いでしょう。

 

●インプラントの寿命を長持ちさせる秘訣

寿命が短くなる原因を避けることも重要ですが、さらに長持ちさせたい時には日常生活でできることを意識して行うようにすると良いでしょう。

・正しいブラッシングをする

自宅でできる方法が、毎日のブラッシングです。
インプラント治療後には歯ブラシと歯磨き粉を使った通常のブラッシングに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアも利用してみると良いでしょう。
ブラッシング後に、専用の洗浄液を使った仕上げうがいをするのもおすすめです。

正しいブラッシング方法がよく分からない時や、これらのおすすめグッズを利用したい時には歯科医院で取り扱っていることもあるので相談してみましょう。

・定期的に歯科医院を受診する

幅広い年代の方におすすめなのがインプラント治療を行った歯科医院を定期的に受診することです。
定期的に受診して歯石や歯垢の除去など口腔内全体のクリーニングを行うことで歯周病の発生を予防できます。

また、インプラント治療後に起こりやすい症状であるインプラント周囲炎などが起こってしまった時にも、専門家のチェックを定期的に受けていることで早期発見・早期治療が行いやすくなります。

病気の初期症状では、痛みがなく自覚症状がほとんどない場合があります。
見た目に変化はなくても、何らかの違和感がある時にはすぐに歯科医院に足を運ぶようにしましょう。

 

インプラントが寿命になった・脱落したときの対応

インプラントの上部の人工歯が欠けただけであれば、その部分を新しく作り直すか、修理するだけで済みます。
顎の骨に埋め込んでいるインプラント体が脱落した場合は、再手術が必要となります。

インプラントの修理や再手術が必要になったとき、どのように対処するべきかご説明していきます。

保証期間内かどうかを確認する

歯科医院によっては、インプラントに5年~10年の保証期間が設けられている場合があります。もし保証期間内にインプラントが脱落してしまった場合は、治療を受けた歯科医院に相談することで、保証内容にそって再治療をしてもらうことができます。

インプラントの種類によっても保証の期間が変わる場合があります。
例えば、上部構造とアバットメントが一体になったものもあり、このタイプのインプラントの寿命は5年と短めに設定されていることが多いです。

インプラントの種類や保証期間ついては治療を始める前にも確認しておきたいポイントです。

※当院の治療で使用するインプラントは保証期間10年となっています。保証を受けるには、定期メンテナンス等の当院規定を満たして頂く必要があります。

メンテナンスを受けているか

定期的なメンテナンスを受けていない場合や、歯科医師の指導に従わない、治療に協力的でないなど、インプラントの脱落が患者の責任であると認められた場合は保証の対象外になってしまいます。

保証適用外と判断されると、新たに治療を受けるよりも治療費が高額になってしまうこともあります。メンテナンスを受けてることは、保証を受けるためには最低条件です。歯科医院ごとに違いますが、最低でも年に2回のメンテナンスを必ず受けてください。

 

●まとめ

インプラントを大事に使用するためには、寿命を短くさせる要因について知っておき、長持ちさせるための意識付けが重要です。
ブラッシング方法や受診頻度について具体的に知りたい時には治療を行う予定の歯科医院に相談すると良いでしょう。
また、治療後に発生したトラブルに関して発生してから相談するのは非常に手間に感じてしまいます。
そのような時には、インプラント専門の歯科医師が在籍している病院を選ぶようにすると発生しやすいトラブルについての知識があるため、知りたい情報を集めやすくなります。

いのうえまさとし歯科医院ではインプラント治療に精通した歯科医師が、患者様にあわせて最適な治療方法をご提案しております。負担が少なく、長持ちするようにメンテナンスやアドバイスも実施していますので、インプラント治療でお悩みの方は是非ご相談ください。

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この記事の筆者

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京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。

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