すきっ歯になってしまう原因と治療方法

すきっ歯になってしまう原因と治療方法

「すきっ歯」とは、歯と歯の間に隙間ができてしまった歯並びのことです。

歯だけではなく顔や表情全体に与える影響を気にする人が多く、歯の間に食べかすや汚れが入り込みやすくなることで虫歯や歯周病への罹患リスクが高まる恐れもありますし、また隙間の状態によっては言葉が綺麗に発音できない場合もあります。なぜ、すきっ歯になってしまうのか、原因や治療方法について学んでみましょう。

■原因

大きく分類するとすきっ歯になる原因は、歯や顎の大きさによるものと、生活習慣によるものの2つあります。それぞれの原因を理解することで、日常生活において歯の健康や口腔トラブルについて意識することも増えていくでしょう。

〇歯が小さい

生えてきた歯のサイズが小さいことにより、歯と歯の間隔が大きく開いているように見える場合があります。もともとの性質や生まれつきによるものが大きいとされています。

〇歯が生えてこなかった

人によっては永久歯が生えてこない、歯や顎の骨や歯茎の中に埋まったまま表面に出ていないなどの場合があります。一見すると歯がないような状態になるため、その分隙間が生じやすくなります。

〇歯と顎のサイズが違う

歯の大きさに対して顎が大きい場合、隙間が目立ちやすくなります。前歯だけ、奥歯だけサイズが合わないなど部位によるものもあり、診察で判断していく必要があります。

〇頬杖をつく癖がある

頬杖をつく癖がある場合、噛み合わせがずれ、口腔内全体のバランスを崩してしまう可能性があります。何気なく癖でやってしまうことが多い習慣ですが、すきっ歯以外のデメリットも多いため、意識して直すようにしましょう。

〇片側だけを下にして寝ている

左右どちらか片側ばかりを下にして寝る癖がある、うつ伏せで寝るという場合、歯並びが歪む可能性があります。寝ている時の癖を直すのは難しいですが、クッションや枕を活用しながら片側だけに負担が寄らないようにしていくことが大切です。

 

■歯科医院での治療方法

すきっ歯は、放置することによって虫歯や歯周病への罹患リスクが高まります。日々丁寧にブラッシングしていても歯と歯の隙間にある細かい汚れや歯垢まで完全に取り除くことは難しく、歯肉の炎症を起こす場合があります。

原因や状態によって治療方法も異なってくるので、自分に合った方法を探し、治療に向けて1歩踏み出しましょう。

〇歯列矯正

ワイヤーやマウスピースを使って歯列矯正する方法です。歯を少しずつずらして理想とする位置にもってくることにより歯と歯の隙間を調整できます。

矯正の方法や歯・顎の状態によって費用や治療期間が変動しますので、事前に歯科医院と相談しましょう。

〇ダイレクトボンディング

歯に歯科用プラスチック素材(レジン)を張り付けることで隙間を埋める方法です。歯のサイズが小さい場合に行いやすく、隙間の大きさに左右されず治療しやすいというメリットがあります。

〇ラミネートベニア

歯の表面を薄く削り、歯科用セラミックを張り付けることで隙間を埋める方法です。小さな隙間が生じている場合に適している方法なので、ダイレクトボンディングのように大幅な隙間を埋めることはできませんが、変色に強く美しい状態が長続きしやすい素材を使えるのがメリットです。

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■まとめ

すきっ歯は、放置することにより思いがけない口腔トラブルを招きやすくなります。生活習慣を見直すことで隙間が広がらないようにすることはできても、いまある隙間を自分で治すことはできません。
歯はもちろん顎や歯肉をトータルで診察しながら適切な方法を1人1人考えていく必要がありますし、なにより虫歯や歯周病のリスクが高まります。
信頼できる歯科医院に頼り、治療していきましょう。

この記事の筆者

いのうえまさとし歯科医院

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京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
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